リノベーション施工例
蘇る築100年のお家【2020年完成】
伯耆町にある自然豊かな住宅地での工事。築100年になる住宅の母屋を改装させて頂きました。玄関から室内に上がる際に高い段差があったり、室内の各所にも段差があったりと、不便さを感じておられました。お子様の成長やご家族の年齢や生活を考慮し、極力段差の少ないようバリアフリーにしました。古き良き柱や梁、建具等は再利用し、キッチンや薪ストーブを新設され、上質な和モダン空間として生まれ変わりました。自然豊かな風景に薪ストーブの煙と香りが溶け込む、素敵な家の完成です。
玄関土間から室内へ上がる段差が高く、上り下りが不便でした。
和室つづきの間は日中でも少し暗くなっていました。
経年劣化で土壁がポロポロと落ちていました。
室内の各所に魅力的な梁があり、この梁を活かすように空間デザインをします。
各居室を障子や襖で仕切っている為、開放感がありませんでした。
家の中の各所に段差がありました。段差を解消して、ワンフロアにします。
縁側は床がたわんでいました。奥の部屋に行くための通路としか使用していませんでした。
古き良き梁や建具は再利用し、雰囲気のある玄関となりました。
既存の建具にも似合うようタイルは錆石(ラスティストーン)を使用しました。
玄関から室内に上がりやすいよう、またお客様対応もできるようなホールを施しました。
縦格子の建具によって、玄関とリビング相互に光が行き来するようにし、明るい空間となりました。
建具を開けると玄関とリビングが一体になり、開放的な大空間となります。風通しも良好です。
既存の梁を活かして空間デザインをし、薪ストーブとキッチンも合わさり上質な和モダン空間となりました。
屋根裏に隠れていた梁や柱などは全て再利用し、天井の高い空間となりました。梁の上にロフトも新たに設けました。
吹き抜け上部にはシーリングファンを設け、雰囲気の向上と空気が対流しないような作りとしました。
梁の形を活かした勾配天井を施工しました。壁と天井の取り合い付近には間接照明を施しました。
キッチンの裏側には勝手口の空間として広い土間スペースを設けました。